終了した展覧会・イベントです

「絵馬ってなあに?」

終了しました

みなさんは、絵馬ときいて、どのような光景を思い起こしますか。神社の社殿に掲げられた絵馬を目にしたことがあったり、受験合格など願いを込めて絵馬を奉納した経験をお持ちの方もいることでしょう。絵馬のはじまりは、馬そのものを神へ献上することにあったと考えられ、代わりに馬の形をした土馬や木製馬形が用いられ、やがて絵馬が出現したと考えられています。信仰において現世利益をより願うようになると、馬以外の、祈願内容を描く絵馬など画題の多様化がみられるようになりました。

江戸時代には、武者絵、芝居絵、生業、風俗などが描かれ、当時の人々の祈りの内容やくらしの様子を垣間見ることができます。当館には、江戸時代から昭和時代に至る、モチーフ・大きさ・形など様々な絵馬の実物や複製資料が収蔵されています。本展では、そのようなバリエーション豊かな絵馬の世界を収蔵品を中心にご紹介します。

[関連イベント]
1. 学芸員による連続講座
①「描かれた願い・暮らし－絵馬の絵を読みとく－」
日時: 7月18日(月・祝)
講師: 中村淳子
②「馬から絵馬へ－絵馬の歴史を考える－」
日時: 7月31日(日)
講師: 梅野光興
③「絵師たちの絵馬－絵馬の描き手を追う－」
日時: 8月6日(土)
講師: 那須望
2. ワクワクワーク
「絵馬をつくろう」
日時: 8月12日(金) 13:00～16:00（先着12名・参加費500円）
講師: 中村達志氏（日本画家）
3. ミュージアムトーク
日時: 8月7日(日)・8月14日(日)・8月27日(土)いずれも14:00～14:30
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年7月15日(金)〜2022年9月4日(日)