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「装いの力―異性装の日本史」

渋谷区立松濤美術館
終了しました

アーティスト

シモーヌ深雪、D.K.ウラヂ、豊原国周、石井林響、篠山紀信、濱谷浩、森村泰昌
男性か女性か―人間を2つの性別によって区分する考え方は、私たちの中に深く根付いています。近年では、人間に固定の性別はなく、従って「男性 / 女性」という二者択一の規定を取り払い、多様な性のあり方について理解し、認め合うという動きがでてきたものの、実際には性別における二項対立の構図はいまだに様々な場面で目にするものでしょう。

しかしながら、人々はこの性の境界を、身にまとう衣服・化粧によって越える試みをしばしば行ってきました。社会的・文化的な性別を区分するための記号である衣服をもって、生物学的に与えられた性とは異なる性となるのです。もちろん、異性装を実践した人物の性自認や性的指向は非常に多様なものであり、それらが異性装とともに自動的に変化するということはありません。あくまで、社会的・文化的に識別されている性の越境を可能とするものが異性装なのです。

本展覧会では、古代から現代までの日本における様々な異性装の文化・表現を通して「装いの力」について考察します。男女の境界とは何なのか。その境界をこえるというのはどういうことなのか。男らしさ、女らしさとは何なのか。日本における異性装の系譜の一端を辿ることで、それらがどのように表現されてきたのかということを探り、「異性装」という営みの「これまで」と「これから」について考えます。
※会期中、一部展示替えがあります

[関連イベント]
1. 記念講演会「写真でたどる女装と男装の近・現代史」
日時: 9月10日(土)午後2時~(約1時間30分)地下2階ホール
講師: 三橋順子氏(社会・文化史研究者)
参加費: 無料(要入館料)
定員: 40名(要事前申込、先着順)
2. スペシャル・トークセッション「Drag Queen in Japan ~異性を装うとは何か? ジェンダーとセクシュアリティの見地から~」
日時: 10月9日(日)午後5時~(約1時間30分)地下2階ホール
登壇者: シモーヌ深雪氏×ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏×三橋順子氏(司会)
参加費: 無料(要入館料)
定員: 40名(要事前申込、先着順)
3. パフォーマンス記録映像 ダムタイプ《S/N》 特別上映
日時: 9月17日(土)①午前10時30分~午後12時30分の回  ②午後2時~午後4時の回 
会場: 地下2階ホール
オペレーター: 山中透氏(作曲家、プロデューサー、DJ)
参加費: 無料(要入館料)
定員: 各回40名(要事前申込、先着順)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年9月3日(土)〜2022年10月30日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
(公募展・サロン展は9:00〜17:00 ※最終日は公募展会場のみ16:00閉館)
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
展示替期間・年末年始休館
備考
9月19日・10月10日は開館
9月20日・10月11日は休館
※土・日曜日、祝日、および10月25日以降の最終週は「日時指定予約制」となっております。 詳細は公式ホームページよりご確認ください。
入場料一般 1000円、大学生 800円、高校生・65歳以上 500円、中学生・小学生 100円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/
会場渋谷区立松濤美術館
http://www.shoto-museum.jp/
住所〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
アクセス京王井の頭線神泉駅西口より徒歩5分、JR渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
電話番号03-3465-9421
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