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[画像: Risaku Suzuki “SAKURA 21, 4-597, 4-598”, 2021, chromogenic print, 1190 × 952 mm (each) © Risaku Suzuki]

鈴木理策 「冬と春」

タカ・イシイギャラリー
終了しました

アーティスト

鈴木理策
タカ・イシイギャラリー東京では、6月4日(土)から7月2日(土)まで、鈴木理策個展「冬と春」を開催いたします。タカ・イシイギャラリーでは6年振りの個展となる本展では、作家が継続的に撮影してきた主題をあらたな構成のもとに展示いたします。

鈴木理策は「見るという経験とは何か」を問う装置として写真をとらえ、写真の特性と視覚の問題に関心を向け続けてきました。撮影者の眼、存在する対象をありのままに映し出すカメラという光学機械、それらをつなぐ媒介としての光、撮影者の意識外にある外界の揺らぎ、そして現像された写真のイメージ同士の繋がり、それらが組み合わされて「見る」という持続的な経験が写真において成立し得ると作家は考えています。本展においては、継続的に撮影してきた桜、雪、水鏡という主題がそれぞれ断片でありながら、並列されることで生まれる時空間に視線が注がれています。写真と写真の間に生じる時間や季節の移ろいにより、隣り合う写真は見る者を介しながら響きあい、それぞれの心の中で身体的な経験として動き始めます。作家が知覚した光、空気、温度、その移ろいをカメラによって機械的に記録する行為は、目の前に広がる光を一粒ずつとらえ、永遠に変容し続ける光景として描き出そうとした画家たちの試みにも通ずるのかもしれません。それは、持続する時間の中でその過程を追体験する鑑賞者にとっては、現実とは何か、物事を見ている自分とは何なのかを問う、根源的な行為となり、作家が「あわい」と呼ぶ場所に見る者はよすがを見出すことができるでしょう。

スケジュール

2022年6月4日(土)〜2022年7月2日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.takaishiigallery.com/jp/archives/26557/
会場タカ・イシイギャラリー
http://www.takaishiigallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩11分
電話番号03-6434-7010
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