終了した展覧会・イベントです

「すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合」

大阪中之島美術館
終了しました

アーティスト

今井祝雄、今中クミ子、上前智祐、浮田要三、大原紀美子、小野田實、金山明、菅野聖子、聴濤襄治、喜谷繁暉、木梨アイネ、坂本昌也、嶋本昭三、白髪一雄、白髪富士子、鷲見康夫、田井智、高﨑元尚、田中敦子、田中竜児、坪内晃幸、猶原通正、名坂千吉郎、名坂有子、堀尾昭子、堀尾貞治、前川強、正延正俊、松田豊、松谷武判、向井修二、村上三郎、元永定正、森内敬子、山崎つる子、吉田稔郎、ヨシダミノル、吉原治良、吉原通雄
具体美術協会(具体)は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。

本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」という二つの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで一個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだと言えるでしょう。

大阪中之島美術館と国立国際美術館、二会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによって目指すのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。

*本展は大阪中之島美術館、国立国際美術館の2会場で開催します。それぞれの観覧料、開館時間、休館日は一部異なりますのでご注意ください。

スケジュール

2022年10月22日(土)〜2023年1月9日(月)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
備考
12月31日・1月1日は休館
1月2日・1月9日は開館
入場料一般・65歳以上 1400円、大学生 1100円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料、2館共通券 2500円
展覧会URLhttps://nakka-art.jp/exhibition-post/gutai-2022/
会場大阪中之島美術館
https://nakka-art.jp/
住所〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
アクセス京阪線渡辺橋駅2番出口より徒歩5分、地下鉄四つ橋線肥後橋駅4番出口より徒歩10分、JR東西線新福島駅2番出口より徒歩10分、阪神線福島駅3番出口より徒歩10分
電話番号06-4301-7285
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