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[画像: エリック・ロプレスティ Center-Surround, 2018, Multi-channel video installation, 1 h 53 m]

エリック・ロプレスティ 「Center-Surround」

KOKI ARTS
終了しました

アーティスト

エリック・ロプレスティ
この度、KOKI ARTSではエリック・ロプレスティの映像と絵画による展示「Center-Surround」を開催致します。「Center-Surround」は2時間のマルチチャンネル・ビデオ・インスタレーションであり、歴史上の2,427回の核爆発を合気道の受け身と組み合わせて数えます。この映像作品と共に「Rock and Tapes」シリーズから紙作品を3点展示致します。

ロプレスティは、二つの質問を提示するために「Center-Surround」を制作しました。一つ目は「核兵器の脅威が実在する中、個人としてはどのように生きれるか」。二つ目は「恐ろしい力によって市民を脅かすと同時に、75年以上もの世界的抗議に関わらずこれらの装置が存続し続けることを考慮すると、個人としては何ができるか?」。ロプレスティは、マンハッタン計画の一部であったハンフォード・サイト近くの出身であることから核問題との関係を自らの問題であると感じています。ハンフォードは、1945年の広島、長崎への原爆投下、そして冷戦下で核軍備拡張を推進したプルトニウム製造という、核問題の責任の一端を有しています。

ロプレスティは、ニューヨーク合気会で合気道の稽古をしています。「親密であり、尚且つ通常の恐怖感情を超える表現をしたかったので、多種多様な合気道家を集め、歴史上全ての核爆発に対して合気道の投げ技と受け身を実演しました」と語っています。2022年8月現在、世界では累計2,427回の核爆発が起き、この数はロプレスティ本人が核歴史学者のAlex Wellerstein氏と共同で調査したものです。

同時に展示される「Rocks and Tapes」のペインティングにおいても、環境保護というテーマを思い起こさせることにより、ロプレスティの災厄と統制についての探究が継続しています。これらの紙作品はカリフォルニアの砂漠で起きる落石のイメージに基づいており、それを「Center-Surround」のカラースライドと関連するトロンプ・ルイユのテープ跡で重ね合わせています。多くの人にとって世界が崩れゆくように感じる中で、人間が作り出したものと自然との進化する関係性を示唆しています。

[関連イベント]
アーティストトーク
日時: 8月19日 18:00〜19:00
会場: KOKI ARTS

スケジュール

2022年8月15日(月)〜2022年8月21日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場KOKI ARTS
http://www.kokiarts.com/
住所〒101-0031 東京都千代田区東神田1-15-2 ローズビル1F
アクセスJR総武線馬喰町駅4番出口駅より徒歩1分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩3分、都営浅草線東日本橋駅B4出口より徒歩6分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅2番出口より徒歩8分
電話番号03-3865-8650
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