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「East-East Vol.4: The Curio Shop」

HB.Nezu
終了しました

アーティスト

アイシャ・アル・アリ、アリヤ・アル・アワディ、クリストファー・ベントン、BIEN、DAISAK、布施琳太郎、アルマハ・ジャララ、黒川知希、ハシェル・アル・ラムキ、メリエム・メグ、ハリド・メザイナ、サルマン・アル・ナジェム、アーサー・デ・オリベイラ、多田恋一朗、八木幤二郎
今回、ソフィー・アルニによってキュレイトされる “ East-East vol.4 / The Curio Shop” 展は、彼女が、2016年にニューヨーク大学アブダビ校アートギャラリー・プロジェクトスペースでの展覧会(UAE meets Japan)を皮切りに、ドバイ/ギャラリーCHI-KA Spaceでの vol. 2, vol 3(2016〜 2017年)を経て行われる、シリーズ化した展覧会です。そして、2021年夏、East-East vol.4 は、東京にて開催されます。

このシリーズは、湾岸アラブ諸国と東アジアにおいて、異文化間の対話を行う新世代アーティスト達の作品を展示することにより、美術史へのユーロセントリックなアプローチを分散化する意図から生じています。 アジアが新しい文化の震源地としてますます勢いを増している今、デジタルな相互接続の時代において、文化的生産の “center”という考えは次第に無意味になりつつあります。 こんな環境において、この展覧会は、21世紀の精神へ向け、中東-東アジアの文化交流の層を探ることを目的としています。 アブダビ、ドバイ、東京を問わず、今日の若者は、東西のパラダイムの外にある複雑な文化圏の影響を受けています。

このvol. 4 のタイトルは “The Curio Shop” です。 1868年に横浜で撮影されたフェリーチェ・ベアトの写真のタイトルにインスパイアされたこの展覧会は、今日の東京の Curio「骨董品 / 珍しい美術品」の概念を置き換えることを目指しています。 「好奇心」の19世紀の略語である「キュリオス」は、ペリーの黒船来航と開国後、日本において、初期の欧米外国人入国者に販売された優れた職人技の作品を表すために使用されました。「キュリオハンティング」は彼らのお気に入りの娯楽の1つであり、最も人気のある製品カテゴリーは、磁器、漆器、青銅細工、竹細工、絹の刺繡、木版画でした。

2世紀後、漆器や磁器の花瓶の代わりに、マンガやアニメが今日の日本の骨董品/ Curioとして登場しました。 ブロードバンドテクノロジー、吹き替え、デジタル接続のおかげで、それらの画像は世界中を旅して来ました。 これらは、私たちが通常「西洋」と呼ぶものを超えて到達し、南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ全体で数百万の世帯に届けられました。

アラブ諸国を拠点とするアーティストたちにとっての「日本の夢」とは何でしょうか? そして、日本の若手アーティストたちは、自分たちの文化的輸出品をどのように見ているのでしょうか? この展覧会で発表される作品は、今日の「エキゾチック」の概念を再定義することも目的としています。

スケジュール

2021年6月18日(金)〜2021年7月2日(金)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開廊時間 12:00〜18:00
入場料無料
会場HB.Nezu
https://www.facebook.com/HBNezu-112459413555574/
住所〒110−0008 東京都台東区池之端2-6-12
アクセス東京メトロ千代田線根津駅2番出口より徒歩5分、東京メトロ南北線東大前駅1番出口より徒歩13分
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