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「野口謙蔵生誕120年展」

滋賀県立美術館
終了しました

アーティスト

野口謙蔵
滋賀県蒲生郡桜川村綺田(現・東近江市)に生まれた野口謙蔵(1901-1944)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科を卒業すると郷里に戻り、終生近江の風景を描き続けました。当時の風潮として、多くの画家が欧米を目指し制作に取り組むなかで、謙蔵の姿勢は特筆すべきものと言えるでしょう。

時に謙蔵は、自身の作品に「近江野謙(おうみのけん)」とサインを入れました。このことは、謙蔵が近江の風土を誇りに思い、愛していたことをうかがわせます。

謙蔵は帝展で3度特選に輝き、1943年には新文展の審査員を務めるなど将来を嘱望されながらも、病に倒れ43歳という若さでこの世を去りました。南画家の野口小蘋(のぐちしょうひん)(1847-1917)を伯母に持ち、地域の歌壇とも密接な関係を築いた画家は、日本画や短歌にも制作の源泉を探り、限られた生涯のなかで瑞々しくも力強い筆致の作品を残しました。

2021年は、謙蔵生誕120年を迎える節目の年です。郷土を代表する画家として、これまでも謙蔵の作品群を紹介してきた当館では、29件の絵画作品(うち3件は寄託)、4件の関連資料(書簡等)を収蔵しています。本展では、当館の収蔵品を中心に謙蔵の代表作を紹介し、地域に残された資料類を展示しながら、滋賀と謙蔵の関わりにスポットを当てます。

スケジュール

2021年12月7日(火)〜2022年2月20日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
1月10日開館、12月23日から1月7日・1月11日は休館
入場料一般 570円、大学生 340円、高校生以下・18歳未満・滋賀県在住の65歳以上・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料、企画展はイベントにより異なる
展覧会URLhttps://www.shigamuseum.jp/exhibitions/1628/
会場滋賀県立美術館
https://www.shigamuseum.jp/
住所〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
アクセスJR琵琶湖線瀬田駅南口より帝産バスまたは近江鉄道バス(「滋賀医大」「大学病院」行き)「文化ゾーン前」下車徒歩5分
電話番号077-543-2111
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