終了した展覧会・イベントです

山口理一 「A sense of de・tach・ment」

東京画廊+BTAP
終了しました

アーティスト

山口理一
2001年より制作を始めた「A sense of de_tach_ment」シリーズは、現代の希薄な人間関係が引き起こす疎外感とそれに伴う心理的不安を、徹底的に人間性を排除することによって浮かび上がらせています。密接に肌と肌とが触れ合っているにもかかわらず、そこには本来ヒトが必要とする連帯感は見受けられません。しかし同時に、この肉体がつくりだす醜美な非現実的光景は、理性的な日常という壁が剥がれ落ちるような幻影を映しだし、それは社会に抑圧された我々の感情を静かに刺激します。

展覧会開催に際し作家は以下のようなコメントを添えています。「今回、制作する上で特に意識したことは、精神性を切り離した肉体の存在感である。大型カメラによって厳密に写し取られた被写体は、写真という手法によって微細な銀の粒子に変換され、現実以上の物質性を帯びて印画紙上に再現される。『肉体は精神の牢獄である』というの言葉と共に黒銀の確かな重みを感じていただければと思う。」

今年は第10回岡本太郎現代芸術賞にも入選、更なる活躍が期待される山口理一の日本での初となる個展「A sense of de_tach_ment」を是非ご高覧下さい。なお、2月28日のオープニングには、山口理一の作品テーマの一つである「身体性」のコラボレーションプログラムとして、土方巽の孫弟子であり世界で活躍している舞踏家、金野泰史(こんの やすちか)氏のパフォーマンスイベントを開催します。

スケジュール

2007年2月28日(水)〜2007年3月24日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 7F
アクセスJR新橋駅銀座口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A3出口より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ汐留駅5番出口より徒歩5分
電話番号03-3571-1808
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません