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ジェームズ・アンソール展

東京都庭園美術館
終了しました

アーティスト

ジェームズ・アンソール
ベルギーの海辺の都市、オーステンドに生まれたジェームズ・アンソール(1860-1949)は、今日では、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォーとならび同国の近代美術を代表する三大画家のひとりとして高く評価されています。
アンソールは幻想的な「仮面の画家」として知られていますが、その出発点は「リアリズム」でした。若きアンソールは外光派的表現を取り入れた大胆な写実によって、故郷の海辺の風景や静物、人物などを描き、当時の若い画家や評論家たちから一目置かれる存在だったのです。
やがて、アンソールの作品には仮面や骸骨といった不気味なモチーフが登場してきます。彼はグロテスクな幻想に人間の真実を見出そうとしたのです。こうした表現には中国や日本の美術の影響が指摘されていますが、今回、葛飾北斎による絵手本「北斎漫画」などを模写した素描がまとめて商会されるのも話題のひとつです。
アンソールは、またキリスト教の物語や歴史、政治的・社会的主題なども描きますが、そこには皮肉や鋭い風刺が込められています。これらの作品に見られるグロテスクだが、どこかこっけいな表現もアンソールならではのものです。
本展は、アントウェルペン王立美術館、オーステンド市立美術館などが所蔵するアンソールの油彩、素描、版画、約140点により構成されています。本格的なアンソール展としてはわが国では約20年ぶりの開催であり、初期から晩年までその知られざる側面も含め画家の全貌を紹介します。

展示期間中に講義のシリーズが行われます。詳しくは下記のウェブサイトをご覧ください。
Painting:《仮面と死神》1897年 リエージュ市立近現代美術館蔵 (c)SABAM,Bruxelles&SPDA,Tokyo,2005

スケジュール

2005年4月23日(土)〜2005年6月12日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般1,200円、大学生960円、小・中・高校生 65歳以上600円
展覧会URLhttp://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/ensor/exhi.html
会場東京都庭園美術館
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
住所〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
アクセス都営三田線・東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩9分、JR山手線目黒駅東口より徒歩10分、東急目黒線目黒駅正面口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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