皆さんは「ギャラリー巡り」をしたことがありますか?大きな美術館に行くのではなく、ギャラリーを1日かけて渡り歩くだけでも様々な作品を見ることができます。「ギャラリー巡り」のすすめ第一弾として、新宿にある写真家によって運営されているギャラリーにフォーカスし、4つのギャラリーを巡るルートをご紹介します。様々な店やオフィスが混在し独特の空気感を持つ新宿。今回は新宿御苑駅から新宿駅方面へとお散歩しながら「ギャラリー巡り」をしてみましょう。
2番出口を出たら横断歩道を渡って左へと進みます。
右側にある道の3つ目の角にコンビニがあるので、そこを右に曲がります。すると右手に近代ビルというビルが見えてきます。このビルの3階が1つ目のギャラリーです。
1) Place M
Place Mを出たら大きな通りに戻り、四谷四丁目交差点の方向に進みます。道中には四谷大木戸跡があります。昔は甲州街道における江戸への入り口としてこの場所に大木戸が建てられていたそうです。ここを通り過ぎて向かいの道路へ渡ります。セブンイレブンの手前の通りを左に曲がって右手にある細い道を奥まで進みます。クリーム色の建物の2階が2つ目のギャラリーです。
2) ギャラリーニエプス
ギャラリーニエプスは2001年に創設された作家の自主運営によるギャラリーです。 現在は中藤毅彦、福添智子、森田剛一、石川栄二、鼻崎裕介、中悠紀の6人により運営しています。メンバーによる展示の他、ジャンルを問わず意欲ある作家の為の自由な実験と発表の場としてレンタルも受け付けています。
お店を出たら靖国通りの方向へと道路を直進。大きな交差点に出たら信号を渡らずにそのまま左手に外苑西通りの方向へと進みます。源慶寺の石垣を右手にそのまま直進。トーテムポールがある小さな公園が見えたら左手に曲がり、公園の裏側に回るように細い道に入ります。すると白い建物の一階に3つ目のギャラリーの目印となる白い立て看板が見えて来ます。
3) TOTEM POLE PHOTO GALLERY
TOTEM POLE PHOTO GALLERYは2008年に開設したギャラリーです。現在の運営メンバーは有元伸也、宛超凡、甲斐啓二郎、姜美善、ジョン・サイパル、新名安奈、ダン・エプソープ、比留間達朗、広瀬耕平、淵上裕太、水島貴大の11名。メンバーによる定期的な展示を中心に、さまざまな企画展やイベント、ギャラリーレンタルなどを行っています。
4) photographers’ gallery
今回紹介した4つのギャラリーは距離もあまり離れていないので、お散歩がてら巡るには最適ではないでしょうか。またテーマを絞って展示を見に行くと、それぞれのギャラリーの違いや個性を感じることもできます。この記事を参考に、休日はギャラリーを巡るお散歩をしてみてはいかがでしょうか。
新宿Gallery巡り ルートマップ
スタート: 新宿御苑前駅
1) Place M
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
2) ギャラリー・二エプス
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 メイプル花上2F
3) TOTEM POLE PHOTO GALLERY
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-22 第二富士川ビル1F
4) photographers’ gallery
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
全体の所要時間:3〜4時間
撮影協力: 岡崎 洵
[TABインターン] Mayo Murakami: 関西出身の現役美大生。絵を描くことに特に興味はないけれど油絵学科所属。コーヒーが大好物で、休日は東京のカフェとギャラリーをひたすら巡る。将来的には眉毛を金に染め、鼻ピアスを開けて指にタトゥーをいれている美術作家になりたい。