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海側だけでなく、山も魅力の「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」(以下、茨城県北芸術祭2016)。この記事では山側と、番外編の作品をご紹介します。
【山編】
見る者の先入観を覆す27000本の草花
ザドック・ベン=デイヴィッド《ブラックフィールド》@旧家和楽青少年の家
砂の上に広がる小さく繊細な金属製の草花の切り抜きで構成されたインスタレーション。地元ボランティアの協力のもと制作された植物の数はなんと約27,000本!モノクロームの世界から回りこんで初めて見える、カラフルな作品世界。ぜひ現地で見てほしい作品のひとつです。
3連休の予定はおきまりですか?東京から離れてアートを楽しむなら「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」がオススメです。金属製の植物が美しい、ザドック・ベン=デイヴィッドの作品をご覧あれ! https://t.co/DgmnUbpN8k #TABapp #ミューぽん pic.twitter.com/EQxqz1zbig
— ミューぽん (@mupon_app) 2016年10月3日
まるで雲の上を歩いているかのよう
ワン・テユ《No.85》@旧家和楽青少年の家
開放的な吹き抜け空間にあらわれた大きなバルーン。その半透明で柔らかな存在感が、不思議な魅力を放っています。鑑賞者はバルーンの中に入り込むことができるだけでなく、触ることもできます。寝転んでみるのも良さそうですね!
滝と呼応する光のうねり
ジョン・ヘリョン《連鎖的可能性―袋田の滝》@袋田の滝
日本三名瀑の一つ、袋田の滝へ向かうトンネルに入ると、色が幻想的に変化する、うねるような形のアクリルの構造物が奥へと来場者を導きます。滝とともに、作品のダイナミズムや美しさを体験しよう!
廃材などで学校特有の不気味なおかしみを再現
magma《GREAT TEACHER》@旧美和中学校
杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニット「magma」は、廃校になった旧美和中学校の中の複数の箇所でさまざまな素材を組み合わせてつくったオブジェを展示。暗い旧校長室には、偉人のロボットや肖像画が並び、音や光や動きを発しながら動き出します。
最先端の科学技術とアートの融合によって実現
落合陽一《コロイドディスプレイ 》ほか@旧美和中学校
茨城県北芸術祭2016ポスターメインビジュアルにもなっている作品。美和の山並みを背景にシャボン膜に映し出される蝶の映像は、超音波の周波数によって極薄のシャボン膜を微細に振動させることで投射可能に。
山と海を繋ぐ魚
チェ・ジョンファ 《山海魚LOVE》@竜神大吊橋【10月20日情報追記】
10月15日に、チェ・ジョンファによる新作彫刻が「海と山の出会い」をテーマに竜神大吊橋で誕生しました。魚の表皮はゴミとなるレジ袋などでできており、緑色の山の魚と、青色の海の魚の出会いは、家族、恋人、愛のシンボルになっています。
【番外編】
番外編では、山と海どちらもで作品公開するラファエル・ローゼンダールと、場所は非公開で展開される飴屋法水による作品を紹介します。
インターネット・アートの大御所によるプロジェクションマッピング
ラファエル・ローゼンダール《from here to there》
インターネット・アートの代表的なアーティストであるラファエル・ローゼンダールは、最新の電気自動車から電源を取り、車に積んだプロジェクターから街の壁に映像を投影します。シンプルな造形とカラフルな動きが目に楽しい!日程は茨城県北芸術祭2016公式ホームページをチェック!
県北への旅をいざなう手紙
飴屋法水《何処からの手紙》
茨城県北に実在する4つの郵便局を対象にハガキを送ると、それぞれの場所から一通づつ、自分に「手紙」が届きます。「手紙」が案内してくれるのは、とある特別な場所。手紙を受け取った人のみが訪れることができる、体験型のプログラムです。
雄大な自然の中に点在する最新の現代アートを、海へ山へと何度でも足を運んで堪能しよう!
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ダウンロードはこちら(iOS / Andoroid)
「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」
公式ホームページ: http://kenpoku-art.jp/
会期: 2016年09月17日 ~ 2016年11月20日
チケット: 一般(当日) 2500円、学生(当日) 1500円