公益財団法人石橋財団 ブリヂストン美術館は、2019年秋に完成予定の新美術館建設に着工したと発表した。
新しいブリヂストン美術館は、旧美術館の約2倍の面積をもつ展示空間になり、印象派や抽象絵画、日本近代洋画、日本古美術など2500点以上を数える石橋財団のコレクションが公開される予定だ。
ブリヂストン美術館は、株式会社ブリヂストンの創業者・石橋正二郎の個人コレクションを公開するため、1952年1月に京橋のブリヂストン本社ビルの2階にオープン。東京で初めて西洋絵画を展示する美術館として、60年以上にわたり東京・京橋において東西の名画にふれあう機会を提供してきた。
現在では、京橋一丁目東地区の都市計画によるビル新築に伴い、昨年5月から長期休館をしている。同計画は芸術・文化の発信や銀座から日本橋へとつながるにぎわいを創出することを目的に、永坂産業と戸田建設が共同で実施している。
ブリヂストン美術館は、新美術館開館後、京橋一丁目の再開発における芸術と文化の拠点として、地域の発展に貢献していく。
■詳細
オープン日:2019年秋 (予定)
場所:(仮称) 永坂産業京橋ビル内
住所:東京都中央区京橋1-10-1
延床面積:約6,650平方メートル
施設構成:
1F エントランスロビー、ミュージアムカフェ / 2F ミュージアムショップ / 3F 受付、多目的ホール / 4F〜6F 展示室(面積約 2,100平方メートル)
※掲載パースはすべて計画段階のものであり、今後変更の可能性あり
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
執筆:赤江龍介
編集:岡徳之