ミュージシャンの坂本龍一氏が中咽頭がんの治療に専念するため年内の活動を休止することになった。それを受け、同氏がゲストディレクターを務める「札幌国際芸術祭2014」の実行委員会は10日、坂本氏の各プログラム、コンサートへの出演を見合わせることを発表した。尚、プログラムの一部中止・変更はあるが、芸術祭自体は予定通り開催される。
坂本氏は同芸術祭の公式ホームページにて、「みなさまへ」と題して次のようにコメントを発表している。
坂本氏は引き続き総監修の立場で芸術祭に携わるが、これまでのところ9月27日に開催予定であった「Alva Noto + Ryuichi Sakamoto │ S&S」については中止が決定したため、すでにチケットの購入者への代金の払い戻しが行われている。その他参加を予定していたプログラムについては、代役を当てるなどして実施する予定とのこと。
芸術祭実行委員会は「引き続き坂本ゲストディレクターの総監修のもと、スタッフ一同、一丸となって準備を進めてまいりますので、ぜひご期待いただければ幸いです」としている。
執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)