Tokyo Art BeatのiPhoneアプリが、現在日本のApp Storeライフスタイル部門の1位。もう既に購入してくださった方、400以上にものぼるTwitterでのみなさんからのフィードバックに、心より感謝しています!
お気づきの方も多いでしょうが、TABを運営する私たちはガジェット好きで、しかもMacが大好きです。私たちはここ1年以上、iPhoneからTABのPCサイトを閲覧していましたが、ブラウズはできても、小さな画面になってしまい、決して満足できないものでした。そのため情報を読みやすく、今いる場所と関心あるイベントとの隙間を埋めてくれるような、iPhoneの最大のメリットを有効活用するべきだと気づきました。
「周辺検索」は、あなたが東京のどこにいても、近所で開催中のイベントが一目でわかり、毎日の決まりきった行動範囲に変化を与えてくれます。
「人気イベント」は、TABのPCサイトのユーザーからの反響をもとに作られていて、どんな注目イベントがあるのかを教えてくれます。「今日の午後、どのイベントに行こう?」なんていう時に、何百もあるイベントからあまり悩むことなく決められる、一つの手段となるかも知れませんね。
「絞り込む」では、全データベース中から、メディア・エリア毎に、その日の気分に合わせてイベントを探すことができます。また、スマートリストで「オープニングパーティー」や子供も楽しめそうな「ファミリーで」等からも検索できます。
例えば、「イラストの展示に行きたいな」と思ったら、全リストを「並べ替え」によって人気度、スケジュール、エリア毎に探すこともできます。
「Info」では、TABのPCサイトやTwitter、Facebookへのクイックアクセスが可能だし、ご意見・改善点をメールしてもらうことも可能です。今後の参考していく予定です。
もしかすると、現在運営の継続のため寄付を募っているほど小さな、私たちのような非営利団体が、なぜiPhoneアプリをつくる時間と労力を割けたのか不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
昨年、アートをこよなく愛し、サンフランシスコを拠点とする、デベロッパChuck SoperとデザイナーSuzanne Ginsburgから、TABとNYABのiPhoneアプリの開発に関するお声がかかりました。簡単な収益分配などを話し合った後に、私たちはそれぞれの仕事時間外に途方もない時間を注いで、このアプリを公開するために力を合わせました。
このプロジェクトがいったん本格的にスタートすると、これを持続可能にしていくためには、開発コストの一部をカバーする必要があることに気づき、TABの豊富な情報を早くiPhoneユーザーに届ける一番いい方法を検討し、有料アプリという結論に至りました。
400以上におよぶTwitterコメントで拝見しましたが、大部分のみなさんが私たちの仕事に共感し購入してくださっているようで、ありがたいことに満足の声が非常に多いです。そして現在、日本の有料アプリでみごと第3位になっています!
30%はアップル社へ、残りはカリフォルニアの開発チームとTAB/NYABに均等に分けられます。 そしてTABはNPO法人GADAGOを、NYABはArtBeat Inc.を通して、均等に、今後のArtBeatのテクノロジープラットフォームや、イベントデータ入力、編集、翻訳にかかるコストを補っていくことになります。
この収益は、もちろん私たちが高い酒を飲んで贅沢三昧するためではなく、ウェブサイトやアプリの改良、そして長い間手つかずになっていた新しい機能やアイデアを試すための動力となってくれることを願うのみです。
これから数週間〜数カ月間、アプリの価格が上下するかもしれませんが、 Appストアでこのアプリを長く普及させたいと思っているので、できるだけ手頃な価格に保っていくのを目標としています。私たちもそのあたりを現在勉強中で、ベストな地点を見つけたいと思っているので、申し訳ありませんが、しばらくの間おつき合いください。
既に購入して下さったみなさんからの貴重なご意見を全て書き留めているおかげで、既にいくつかいいアイデアが出てきています。
まだ現時点では未定部分が多いですが、今後、できる範囲でみなさんのニーズを満たせるように頑張ります。
多くの方が、見たいイベントをブックマークしておく機能や、PCサイトのMyTABアカウントと同期できたら……と思っているようです。いずれ、そのような期待にも応えられたらと思っています!
その他にも、東京とNYで使うのをさらに面白くしてくれるかなり独創的な機能も考え中ですので、ご期待ください。
いずれにしても、今後もアプリの開発にかけられる時間と収益を照らし合わせて考えてゆく必要性はありますが、少なくとも私たちが今アプリの改善への意欲でいっぱいなことは確かです!
とにもかくにも、最初のバージョンをぜひ試してみてください。きっと、身近なところでたくさんのアートイベントが開催中なことに、驚かれるはずです。
最後にもう一度、みなさんのサポートに心から感謝申し上げます!