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「3・11とアーティスト: 進行形の記録」展

水戸芸術館 現代美術ギャラリー
終了しました
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。被災地の内外で市民によるさまざまな支援活動が立ち上がるなか、表現を生業とする一部のアーティストも行動を起こしました。本展では、震災を受けて現れた約30に及ぶアーティストのアクションと表現を、2011年3月から現在へと時間軸をたどる形で振り返ります。
震災を受け、「表現」を通してその状況に向き合う作家がいる一方で、「アーティスト」というアイデンティティをいったん棚上げにし、作品にすることを前提とせず活動を行った作家も多くいました。その行為は「表現」なのか「記録」なのか、クリエイティヴィティある「支援活動」か。あるいは支援活動から発展した「作品」か――。その分かちがたさは、活動の背景にある作家の葛藤、現地の状況やニーズをくんだ展開、そして「災害後のアート」にまつわる各作家の考え方のちがいを示しています。盤石のように思われていた社会システムのもろさをあらわにした災害の圧倒的な衝撃は、現実を反映する同時代のアートにも波及し、これまで以上に大きく「アート」の理念や定義を揺さぶりました。
本展で紹介するアーティストたちは、「災害後」をそれぞれの視点からマクロにそしてミクロに見つめ、さまざまな形で表します。彼/彼女らの活動は、あのとき私たちが抱いた戸惑いやためらい、意志を鏡のように映し出すようです。東日本大震災から1年と7か月、いまだ未完了・進行形のこの時期に、アーティストの活動を私たちがたどることで、「あれから」を見つめ「これから」を考える、そう願いを込めて本展を開催します。

<参加アーティスト>
荒井良二、遠藤一郎、開発好明、加藤翼、北澤潤、小森はるか+瀬尾なつみ、眞田岳彦、高山明(Port B)、タノタイガ、Chim↑Pom、椿昇、照屋勇賢、トーチカ、中島佑太×ビルド・フルーガス、ニシコ、畠山直哉、日比野克彦、藤井光、宮下マキ、村上タカシ(MMIX Lab)、ヤノベケンジ、山川冬樹、wah document

[画像: 畠山直哉「気仙町 2012年3月24日」]

スケジュール

2012年10月13日(土)〜2012年12月9日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 800円、前売り・団体 600円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料
展覧会URLhttp://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=331
会場水戸芸術館 現代美術ギャラリー
https://www.arttowermito.or.jp/
住所〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
アクセスJR水戸駅北口より徒歩20分、JR水戸駅北口より茨城交通バス「泉町一丁目」下車徒歩3分
電話番号029-227-8111
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