Art Center Ongoing成田久(なりたひさし)は、1999年に東京芸術大学大学院を卒業後、個展をはじめとして様々な展覧会に参加し、精力的に活動を続ける1970年生まれの作家です。アーティストとしての活動の他、資生堂の社員というもう一つの顔を持ち、マキアージュやマシェリといった資生堂商品のアートディレクターとしても活躍し、その多才ぶりを発揮しています。
成田は、テキスタイル作品を中心としたインスタレーション多く手掛けます。成田が作り出すインスタレーションは、暖色を中心とした作品群で満たされ、一見すると「カワイイ」空間に思えます。しかし、空間を構成する1つ1つの作品には驚愕するほどの手作業が施されており、それらがすべて成田久という一人の作家の手から生み出されているという事実を想像すれば、「カワイイ」イメージのすぐ裏側に、ある種偏執的な「狂気」の感覚を感じとることもできるはずです。「カワイさ」と「狂気」という、相反する感覚が同居する作品空間は、資生堂のアートディレクターと現代美術作家という二つの顔を持つ成田だからこそ生み出せるものなのかも知れません。
今回の展示では、木造2階建てというArt Center Ongoingの空間性を活かし、ギャラリーを自身の寝室に見立てたインスタレーション作品を展開します。他に類を見ないアーティスト成田久の「寝室展」をぜひ多くの方にご覧いただければと思います。
トークイベントなども開催します。詳しくHPご覧下さい。
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