Art Jam Contemporary苅谷昌江 Masae Kariya
オオカミ、うさぎ、人、山、会議室など、作品のモチーフは、日常直接触れることのある情報とそうでないもの。苅谷は、実生活で知覚する情報とWEBや広告で見たイメージの情報を組み合わせて新しい物語を描く。それらの情報は時に、肥大していたり抑圧されていたりする。画面上で肥大化と抑圧を繰り返した情報は、それ自身の亡霊となり画面上を徘徊する。その亡霊との戦い、そして新しい物語の創出こそが、彼女にとっての絵画なのである。
井上恵子 Keiko Inoue
風景を写真に撮り、それをPCで輪郭抽出し、塗装用のマテリアルで描く。そうやって生み出された「絵」は、遠近法によるリアリティの強度ではなく、あたかもサーモグラフにより、世界の強度の分布を測定したかのような「絵」となる。これは人間の眼とは異なる入力装置により生み出された世界図なのだ。PCの変換力が、絵画の新たな可能性を創り出しつつある。
[画像: 「Twist room_shadow」(2008) oil on board 910x727mm]
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