パナソニック汐留美術館日常生活をとりまく、あらゆるものをめぐるデザイン運動「アーツ・アンド・クラフツ」。この運動の論理的基盤はウィリアム・モリス(1834-1896)によってつくられました。彼は、機械による量産を否定、無名の職人たちによる中世の手工芸を理想とし、自ら商会を設立して、ステンドグラス、壁紙、家具、ファブリック、金工など室内装飾に関わる全てを手がけました。イギリスの新たな世代の建築家や芸術家に引き継がれたこのモリスの姿勢は、やがてアーツ・アンド・クラフツ運動と呼ばれる新潮流を興し、ヨーロッパ大陸やアメリカ、日本にまで影響を及ぼして、新しい動向と様式を生み出したのです。
本展覧会は、イギリスで発祥しアメリカで独自の発展を遂げたアーツ・アンド・クラフツ運動を、モリスや1888年のアーツ・アンド・クラフツ展に参加したイギリスの作家たちをはじめ、チャールズ・レニー・マッキントッシュらグラスゴー派、そしてグスタフ・スティックリーやフランク・ロイド・ライトらアメリカの芸術家たちの作品、約150点により紹介します。銀器、陶器、照明、テキスタイル、家具、宝飾、書籍など多彩なジャンルにまたがる彼らの仕事を通して、モダン建築・デザインの先駆的な活動であったアーツ・アンド・クラフツ運動の国際的な拡がりを展覧します。
関連イベント
-記念講演会
12月6日(土)14:00〜16:00(開場13:30)
『イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動 -拡がりと課題-』講師:薮 亨 氏(大阪芸術大学教授)
『アーツ・アンド・クラフツとF.L.ライト -アメリカと日本-』講師:塚田 耕一 氏(杉野服飾大学教授)
会場:パナソニック電工ビル5階ホール/要予約(定員:100名)
申込方法往復葉書に〈1〉希望イベント・日時 〈2〉参加人数(1通につき2名まで、お1人様1回) 〈3〉氏名 〈4〉住所 〈5〉電話・FAX 〈6〉年齢 を記入の上、〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1-4F パナソニック電工汐留ミュージアム「アーツ・アンド・クラフツ展」係までお送りください。
-ギャラリートーク
11月22日(土)14:00〜/予約不要/当館学芸員が展示内容を解説します。
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