AITルーム第2回目となる今回のミングリアスでは、現在AITのレジデンスで東京に滞在中のアーティスト、カディム・アリ(パキスタン)と、マーティン・スティヒ(オランダ)も参加する予定です。また、世界的に活躍するフランス人映像作家、ピエール・ユイグによる作品「100万の王国」の紹介、解説もあります。
「100万の王国」は、横浜トリエンナーレ2001にて上映された映像作品で、ピエール・ユイグとフィリップ・パレーノ他が1999年に行ったコラボレーション・プロジェクト「アン・リー」の重要な作品の一つです。このプロジェクト「アン・リー」で、ピエール・ユイグとフィリップ・パレーノは、日本の漫画界でキャラクター開発を進めるエージェンシー「K-works」から、デジタルキャラクター一体とそのコピーライトをたった4万6千円(当時)で買い取り、それを「アン・リー」と名付け、彼女に様々な役を演じさせる短編アニメーションを制作しました。このプロジェクトは、アーティストがサンプルイメージやデータを使い、オープンソースマテリアルとしての情報を共有しているという点で、フランス人批評家ニコラ・ブリオーの「Post Production」(2001年)理論のなかで考えることができます。そして作品は、「オリジナリティとは何か」、「作者とは何か」といった問題について考えさせます。
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