三鷹の森 ジブリ美術館ギャラリーでは、三鷹の森ジブリ美術館配給第二弾となるミッシェル・オスロ 「アズールとアスマール」の展示を7月21日の公開に先駆けてはじめました。色彩美豊かなオスロ監督の世界を味わうことのできる展示となっています。また、予告編の上映もあります。『アズールとアスマール』は3DCGを用いながら、現在の主流である物質や光線の描写のリアルさを追求したり、空間を上下左右に自在に動き回る三次元的なカメラワークを用いたりしていません。絵画スタイルは二次元的で非常にグラフィカルであり、対照的な二つのものを鮮やかに描き出すことに成功しています。それは二人の主人公であり、ヨーロッパとイスラムの文化であり、喜びと悲しみといった登場人物の感情まで含んでいます。また、カメラワークは非常に抑制的で、常に一歩引いた場所から登場人物と彼らの周囲の状況を写しています。主人公に強く感情移入させるような視点に立つカメラワークとは大きく異なります。こうした絵画スタイルや演出方法によって『アズールとアスマール』は、あたかも芝居の舞台を見ているような、もしくは絵巻を括っているような感覚を観客にもたらします。影絵アニメーションの『プリンス&プリンセス』、セルアニメーションの『キリクと魔女』での経験を深化させながら、3DCGを得てオスロ監督は新たな境地に達したと言えるでしょう。7月の公開に先立って、オスロ監督の美しい絵巻の世界の一端に触れてみて下さい。
映画公開の詳細については映画「アズールとアスマール」公式サイトをご覧下さい。
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