AITルーム戦後の日本美術の歩みを、「夜の会」や「実験工房」から「具体美術協会」、「読売アンデパンダン展」に至る復興期の前衛芸術をめぐるさまざまな運動から、東京オリンピックや大阪万博の時代を経て、前衛という概念が消失したと見られる70年代以降、90年代までをたどります。美術を単独で社会に存在するようなものとしてではなく、できるだけ音楽や映画、あるいは機械などの産業や、日米安保闘争や学生運動、80年代のシラケ世代、そして90年代以降のグローバリゼーションなどの社会状況、あるいは思想などとの関連のなかで捉えることによって、同時代性と向き合うアクチュアルな側面を浮き彫りにします。そこに、「前衛」や「運動」に彩られた戦後美術史とは違った、ほかにありえた複数の読み取りを可能にする歴史空間が浮かびあがるということを期待しつつ話を進めます。
講師:住友文彦(東京都現代美術館学芸員/AIT)
*申込締切日: 10月5日(金)
*4回連続での受講となります。いずれか数回のみの受講はできません。
プログラムやお申込などの手続きに関しては、サイトをご覧下さい。
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