八王子市夢美術館今年3月7日に惜しくも亡くなった洋画家、大野五郎(おおのごろう)の80年にわたる画業を紹介する。大野五郎は明治43(1910)年に現在の東京都北区に生まれ、旧制中学卒業後、川端画学校に学ぶ。その後1930年協会美術研究所に入所して里見勝蔵らに師事し、フォーヴィズムの洗礼を受ける。1928年、18歳の時に1930年協会展に入選。翌々年には1930年協会賞を受賞、また二科展にも出品した。1930年協会が発展した独立展には第一回から出品しO氏賞を受賞。第二次大戦時中に靉光、麻生三郎、糸園和三郎、井上長三郎、鶴岡政男、寺田政明、松本竣介と新人画会を結成。戦後は独立展の準会員となるが、1947年に脱退し、新人画会のメンバーと自由美術協会に参加。1964年には寺田政明、森芳雄、吉井忠らとともに主体美術協会を結成した。以来、2005年の主体展まで出品を続け、寺田、森、吉井が世を去るなか、最長老として同会の象徴的存在となっていた。
1979年より八王子に過ごした郷土の画家、大野五郎。18歳で世に出て、天才と称されたその画業を、デビュー時の自画像を含め、最晩年にいたるまでの作品を展覧する。
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