公開日:2024年4月30日

全国の美術館・博物館で、プレゼントや常設展示が無料に。5月18日「国際博物館の日」記念事業をチェック

本年のテーマは”Museums for Education and Research”「学びと研究のための博物館」。同テーマのシンポジウムが、5月19日に国立民族学博物館で開催

国際博物館の日シンポジウム ビジュアル

5月18日は「国際博物館の日」。この日を定めたICOM(国際博物館会議)では、博物館が社会に果たす役割について広く市民にアピールする活動を行っている。

そもそもなぜ「国際博物館の日」は5月18日なのか?1977年にモスクワで開催されたICOMの第11回大会で「国際博物館の日」を設ける決議が採択。第11回大会が始まった日が5月18日だったことから、この日を記念日として定めたのだという。

本年のテーマは”Museums for Education and Research”「学びと研究のための博物館」。博物館が社会教育・文化施設としての役割を果たすために「学び」と「研究」がもっとも重要な機能であることを改めて強調するテーマともいえる。同テーマを掲げた記念シンポジウムが、5月19日に大阪の国立民族学博物館で開催予定だ。

各地で行われる主な記念事業を見ていこう。

東京では、5月18日に、東京国立近代美術館東京国立博物館が常設展示を無料公開。国立新美術館では、5月18日に「遠距離現在 Universal / Remote」の入場料の割引、「マティス 自由なフォルム」で先着30名様にポストカードのプレゼントのほか、ミュージアムショップ『スーベニアフロムトーキョー』『カフェテリア カレ』でも特典が用意されている。

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館では、5月13日〜5月24日に、記念品プレゼントのほか、スタンプラリー、Museum Live、ミュージアムコンサート等のイベントも実施。東京ステーションギャラリーは、5月11日〜26日に、来場者全員に「つくってみよう!東京駅丸の内駅舎ポップアップカード」が配られる。

全国の博物館・美術館でも、様々な取り組みが行われる。京都国立近代美術館大分県立美術館足利市立美術館などで常設展が無料。また、開館時間を延長し、ライトアップ/ダウンされた館内を学芸員の案内でめぐる黄昏スペースツアー「夜の問い」を開催する石川県の鈴木大拙館のように、この日だけの特別なプログラムを用意する博物館も。

この機会にまだ行ったことのない美術館・博物館に足を運んでみるのも面白い。情報については、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。

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